• 代表取締役社長 森 雄一

2010年12月号(vol.20)


先日、毎年恒例となっている森和会による「つどいの会」が行なわれたのだが、そこで私はあまりにも悲しい現実に直面した。この「つどいの会」は、森和会の皆様が当社に対する日頃の感謝の気持ちを込めて、どんな内容にすれば社員が喜んでくれるのかを真剣に議論し、おもてなしの心で準備設営をしていただいているものであるが、管理職員以外の誰一人として参加者がいなかったことが残念でならない。中にはどうしても外せない用事で参加できなかった者もいるだろうが、結果として相手の好意を無にする、招かれる側として礼儀に欠ける失礼な対応になったことは猛省せねばなるまい。

この森和会は、他社の協力会とは違うという言葉を会員の皆様がよく口にされる。何が違うのかというと、単なる商売上の付き合いだけでない人間同士の心と心の繋がりや絆があるという。この絆がお互いの信頼となり強い協力関係を築くことができるわけだが、これは森和会が発足して、いや当社創業以来築き上げてきた賜物であり社風である。人間関係が希薄になっている現代だからこそ、絆や信頼という目に見えない心を大切にしたいと私は思う。

「信頼を失うは易し、得るは難し」森組の社員として、心ある対応ができたかどうか、今一度良識に問うてみてほしい。

 

代表取締役社長 森 雄一

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