• 代表取締役社長 森 雄一

2011年8月号(vol.28)


7月24日正午、テレビのアナログ放送が終了し、地上デジタル放送に移行した。日本でテレビ放送が始まった昭和28年以来、半世紀以上続いたアナログ放送の歴史が幕を下ろし、一つの大きな時代が終わったことを実感せずにはいられない。「デジタル」というと何やら難しく敬遠がちにもなるが、デジタルの世界では簡単に言えば「0」と「1」しかなく、これらの数字の様々な組み合わせ方によってデータを処理することになる(らしい)。こんな単純なことで世の中がますます便利になるのだから、アナログ人間の私としてはますます頭が混乱する(笑)

人間社会はどうだろうか。好きか嫌い、勝つか負けるかのような「0」か「1」では、心休まる時間や他人を思いやること、共存共栄などは成り立たず、生か死かの殺伐とした社会に陥ってしまうだろう。何もかもがうやむやなのも考えものだが、「いいかげん」ならぬ「良い加減」も大切にしたいものだ。

これから仕事も最盛期へと突入する。お盆を中休みとして、後半へ向けてしっかり取り組んでいこう。

 

代表取締役社長 森 雄一

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