• 代表取締役社長 森 雄一

2012年1月号(vol.33)


新年明けましておめでとうございます。ご家族の皆様ともども健やかに新春を迎えられましたこととお慶び申し上げます。

毎年正月の楽しみである箱根駅伝。ここ近年の注目は何と言っても東洋大学4年の柏原竜二選手である。箱根駅伝最大の難関である5区の山登りを4年間に渡り走り続け、1年生時にはそれまでの記録をあっさり塗り替える区間新記録、2年生時は自身の記録を破っての区間新記録、3年生時は昨年の記録には届かなかったものの区間賞、そして最後の箱根駅伝となる今年は驚異的な記録で区間新記録を更新した。「昨年の自分の記録を1秒でも上回る」という彼の姿勢には頭の下がる思いである。ではチームとして考えたらどうだろうか、このような絶対的な存在が故に、近年の東洋大学は「柏原頼み」の感が拭えず、昨年はわずか21秒差で総合優勝を逃してしまった。この悔しさをバネに選手一人ひとりがレベルアップを図り、「彼を活かしたチーム」へと脱皮した結果が今年の完全優勝に繋がったのだろう。

自分に出来る事は何かを考え、自分の持ち場で最大限の力を発揮すればチームの総合力は必ず上がる。慢心を捨て、新たな道を切り拓いていく一年にしたいものだ。

 

代表取締役社長 森 雄一

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