• 代表取締役社長 森 雄一

2012年7月号(vol.39)


今年もはや半年が経過した。月日の流れは本当に早いもので、最近は私の人生もこの調子であっという間に終わりを迎えるのではないかという危機感のようなものを覚えるようになってきた。この世に生まれ、何を残していくのか、自分の使命とは何かを考えるこの頃である。

先日から社員とのヒアリングを行ない、目標に対する進捗などを確認したわけだが、「期限を守る」という目標を掲げるケースが多い。時間を守りなさいとは子どもの頃からよく言われた事であるが、このあたりまえの事が大人になってもなかなか守れないのだ。期限を過ぎてしまうのは信用を失い問題外だが、同じ期限を守るにも相手の受け止め方は大きく異なるものだ。期限ギリギリは滑り込みセーフなのであるが、相手からすれば「あたりまえ」でしかない。これが期限より数日前だと、相手にとっては「満足」となる。さらに相手が予想もしないぐらい早く行なうと「感動」になる。

いずれも同じ「期限を守る」ことだが、この違いは何だろう。顧客満足とは、相手の予想を上回ることで「満足・感動」へと昇華するのだ。決して大それた事ではない、ほんの些細な心掛けが相手をうならせる、そんな仕事をしたいものだ。

 

代表取締役社長 森 雄一

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