• 代表取締役社長 森 雄一

2013年7月号(vol.51)


7月の土用の三番に行われる「ねつおくり」は、五色の短冊で飾った笹竹で稲穂を払い、病害虫の被害を防ぐと共に農作物の豊作を祈る行事であるが、他にも神嘗祭や新嘗祭など五穀豊穣を祝う祭りは数多い。かつて「神の国」発言で退陣に追い込まれた総理もいたが、日本では万物に神が宿っているとされ、見えざる神を畏れ敬う民族であることは言うまでもない。歳を重ねるとその傾向はさらに強くなるようで、私も数年前からは毎朝神棚と仏壇にお参りするようになり、心を浄化する良い時間となっている。

今年の梅雨は雨の少ない日が続いている。現場はその分助かるからいいようなものの、恵みの雨を願う人たちも少なくないだろう。そう言えば、我社には本人も自負する雨男が存在する。それも強烈なのが二人も(笑)。忌み嫌っては大変失礼なので、彼らには「雨降大神(あめふらすおおみかみ)」の称号を与えることにした。そう呼ぶと、途端に有難く感じるから不思議なものだ。社内に神が、しかも二人・・・個性溢れる社員の皆さんが私は大好きだ。

 

代表取締役社長 森 雄一

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