• 代表取締役社長 森 雄一

2014年1月号(vol.57)


新年明けましておめでとうございます。穏やかな新年を皆さんと共に迎えることができたことを大変嬉しく思います。

我が家では正月1日とお盆15日には挨拶に来ていただいた客人をもてなす儀式がある。折角の休暇に家族で旅行することも許されぬ運命に多少の不満を覚えながらも、子供の頃から座敷を埋め尽くす大人たちの中で全員に酒を注ぎ、幼いながらも大人たちとの交わりの中で私自身が人間的に成長させていただき、また将来の跡継ぎとしての道を歩んできたからこそ今の自分があると感謝している。

昔と違い仕事とプライベートの区別がはっきりしてきた昨今、その中でも律儀に我が家を訪ねてくれる社員には頭が下がる思いである。この儀式に賛否両論あるのだろうが、肯定も否定もする必要は無い。来ようという意志に対して感謝の気持ちで喜んで迎える、ただそれだけの単純なことだ。そこには互いに相手を想う気持ちだけが存在するのだろう。そんな意味では今年はとても嬉しい正月であった。先人たちが守り続けてきた伝統、公私を超えた心の繋がりにこそ森組の原点があるのではないだろうか。

 

代表取締役社長 森 雄一

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