• 代表取締役社長 森 雄一

2015年3月号(vol.71)


3月14日の北陸新幹線開業まであと4日、いよいよ50年越しの夢のプロジェクトが実現する。富山~東京駅間は最速2時間8分で結ばれ、今までとは比べ物にならないくらい首都圏との距離がぐっと縮まることになる。各種メディアでは毎日のようにニュースや特集として取り上げられ、テレビでも北陸を題材にした特集番組が数多く放映されている。また、県内では開業に合わせて能越自動車道 氷見IC~七尾ICが全線開通し、和倉温泉利用者が富山を経由するルートを確保したり、国道8号線 入善黒部バイパス開通により黒部宇奈月温泉駅までのアクセスが改善されたりと、単にこの新幹線開業を「点」としてではなく、これを機に地方創世へ繋げていこうという施策にとても奥深いものを感じずにはいられない。

私が思うに、プロジェクトの良否はそのロジックにあるのだと思う。「AならばB、BならばC、だからDとなる」というロジックがどの角度から見ても完璧か、そして夢物語でなく実現可能かが重要だ。ある角度から見ると完璧なように見えるが、反対側から見ると抜け穴ばかりというのは言うまでもなく愚策でしかない。「点を繋げれば線になり、線を繋げれば面になり、面を繋げれば立体になる」このように全てが綿密に絡み合う効果的な新幹線開業であってほしいと願うと共に、我が社の様々な施策もこうあらねばならないと肝に銘じている。

 

代表取締役社長 森 雄一

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