• 代表取締役社長 森 雄一

2015年10月号(vol.78)


10/1〜7に行われた全国労働衛生週間は、働く人の健康の確保・増進を図り、快適に働くことができる職場づくりに取り組む週間で、昭和25年に第1回が実施されて以来、今年で第66回を迎える。3Kのイメージが未だに残る建設業だが、昔から見ると格段に職場環境が良くなっているのもこうした取組みのおかげだろうし、今シーズンからの作業服の一新もこれらの一環である。さらに今年からは「ストレスチェック制度」が導入され、個人のメンタルヘルスケアを行うことで心身ともに健康で仕事に取り組むことの重要性が増している。

そういえば近年、鬱や心の病などいわゆる精神疾患が番組特集で取り上げられたり、それを原因とした事件事故を耳にしたり、実際に自分の周りでも増えているように感じる。子ども達を導く教師でさえ多くの精神疾患を抱え、鬱による休職者は10年前と比べても2倍以上に増えている。昔は鬱なんて言葉すら聞いたこともなかったが、今では日常にあたり前のように溢れかえっているのが現状だ。医者に「ダメだ」と言われれば絶望に陥り、逆に「大丈夫だ」と言われれば急に元気になるようなもので、病は気から、要は気の持ちようによる所が大きいのではないだろうか。私がいつも思うのは、「どんなに苦しくても命までは取られない」ということ。逆境を笑い飛ばせるぐらいたくましくありたいものだ。

 

代表取締役社長 森 雄一

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