• 代表取締役社長 森 雄一

2016年3月号(vol.83)


「今年は暖冬」という予測が的中し、既にいささか早い春を迎えようとしている。暖冬の影響で冬物家電・衣料の販売が落ち込み、「ひみ寒ブリ宣言」も見送りが決定、雪あってこそのスキー場にもかなりの痛手であろうし、私たちにとっても冬場の貴重な収入源である除雪がほとんど無いという、本来ならば過ごしやすく歓迎されるべき状況が、経済面から言うと必ずしもそうではないという、何と皮肉な事だろうか。それでも何か良い面が無いものかと辺りを見ると、あさつきやウド、フキノトウやたけのこ等の食材が早くも店頭に並び舌を喜ばせてくれ、卒業式も次へのステップに胸を膨らませる若者へのエールのように好天が演出を引立たせている。何だ良い面もあるじゃないか、要は気の持ち様、下を向かずに環境を受け入れよという事か。

春は出会いと別れの季節。私たちも人生の中で何千、何万もの出会いと別れを繰り返す。悲しみや喜びを乗り越えて、人はより強く、より深く成長していくのだろう。卒業シーズンには「思い出の卒業ソング」なるものが話題となる。皆さんの中での「卒業ソング」と言えば何でしょう。今の私には柏原芳恵の「春なのに」だろうか。

 

代表取締役社長 森 雄一

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