• 代表取締役社長 森 雄一

2016年6月号(vol.86)


「71年前の雲一つない晴れ渡った朝、空から死が舞い降り、世界は一変した。閃光と炎の壁がこの街を破壊し、人類が自らを破滅に導く手段を手にしたことを実証した。(中略)世界はここで永遠に変わってしまったが、今日、この都市の子供たちは平和の中で日々を生きていくだろう。なんと貴重な事だろうか。その事は守る価値があり、そして全ての子供たちに広げる価値がある。それは私たちが選ぶ事のできる未来だ。」

 

現職の米大統領として初めて広島を訪れたオバマ大統領。この歴史的な訪問は非常に厳粛かつ厳かな雰囲気で行われ、戦後71年目にしてようやく真の終戦を迎えたのだと固唾を飲んで見詰める自分がいた。謝罪が有るのか無いのかなど声高に煽る者もいたが、日米関係はそんな低俗な次元を超越し、崇高な関係を築き上げてきたのではないだろうか。

あの時はこうだったと過去をむし返す事しかできない者はそれより前には進めない。変えられない過去を恨むより、ただひたすら前を向いて、まだ見ぬ未来に希望を見出す者こそがこの先の笑顔を創るのだ。

 

代表取締役社長 森 雄一

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