• 代表取締役社長 森 雄一

2016年10月号(vol.90)


別れの季節にはまだ随分早いが、老松さんが今月で退職する事となった。あまりに突然でまだ現実の事と思えないが、不思議と寂しさよりも応援したい気持ちが先に立つ。それは彼女が本当にやりたいことが見つかった事、そしてその事で家族をはじめ人々を喜ばせたいという強い意志が伝わったからだ。彼女の次なるステップに、心からのエールを贈りたい。

振り返ると早いもので13年、寡黙に、そして仕事に誇りを持って本当に良く頑張ってくれた。来客が感心されるほど会社がいつも綺麗に保たれるのも彼女のおかげである。「建物は完成した瞬間から老朽化する。だからいつも手をかけなければならない」という会長から守り続けた言葉を、彼女が直接聞いたかどうかは定かではないが、きっと以心伝心で自然に汲み取っていたのではないだろうか。パートという立場ながら、献身的に会社に寄り添い溶け込む姿勢に「森組愛」を感じるのは私だけではないだろう。

「ありがとう」の反対語は「あたりまえ」だという。会社がいつも綺麗に保たれることは決してあたりまえではなく、彼女の意志を私たちがしっかりと継いでいかねばならない。13年分のありがとうの気持ちをこのメッセージに込め、彼女への感謝状としたい。

 

代表取締役社長 森 雄一

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