• 代表取締役社長 森 雄一

2017年10月号(第102号)


 安倍首相がついに伝家の宝刀を抜き衆議院が解散し、事実上の選挙戦に突入した。この社内報が発刊される10日公示、22日投開票の日程である。解散の大義は消費増税分の使途変更、北朝鮮対応をはじめとする安全保障に対して国民の信を問うとのことだが、いかにもこじつけの感が否めず、盛り上がりに欠ける選挙になると思われた。おそらく安倍首相のねらいもそこにあったのではないかと思う。

 ところがどうだろう、小池都知事が希望の党を結成し代表に就任、代表選を終えたばかりの野党第一党である民進党が事実上の解党で希望の党に合流、リベラル派は立憲民主党を設立するなど、解散からわずか一週間あまりで情勢は大きく変わり、俄然関心が高まっている。個人的には安倍首相に安定した政権運営をしていただきたいと願うが、小池劇場がどこまで議席を確保するのか、安倍首相が退陣に追い込まれるのか、国民の良識ある判断を期待したい。

 実りの秋を迎え、新米の美味しい季節になった。楽しみにしていた富山米の新品種「富富富」は、一般に広く販売されるのは残念ながら来年からになるという。ならば私たちは一足先に稔りの秋を迎え、「フフフ」と笑って一年を締めくくろうではないか。

 

代表取締役社長 森 雄一

  • 代表取締役社長 森 雄一

  • 最近の投稿

  • 月刊アーカイブ