• 代表取締役社長 森 雄一

2019年6月号(第122号)


 「朝ドラ」の愛称で親しまれるNHKの連続テレビ小説が、来春から月〜金曜の週5日に短縮されるという。長時間になりがちな制作現場の負担を減らすのが大きな理由らしい。働き方改革がこんな所にまで及ぶのかと驚いた。今や企業において働き方改革は避けては通れないもので、4月より義務化となった年5日の有給休暇取得義務や工事現場における週休二日制度の施行、ICTの活用による省力化等も、全てこの働き方改革によるものだ。

 1974年に発刊され、当時社会現象を起こした「ユダヤの商法(著:藤田田)」には、「向こう(ユダヤ人)が週5日働くなら、うちは6日働く、という考えは間違っている。そんな考えでは絶対外国人相手に商売などできない。5日働いてペイできないような商売ならサッサとやめた方が賢明だ」と言っている。これを今ではなく半世紀近くも前に指摘しているのだから頭が下がる。我が社も乗り遅れる事なく働き方改革に取り組んで行くが、並行して取り組まねばならないのが生産性向上だ。常に問題意識を持って仕事に取り組み、より良い方向へと進むその先に、社員の幸福が待っている。

 

代表取締役社長 森 雄一

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