2018年7月号(第111号)


 日本の決勝トーナメント進出で大いに湧いたサッカーW杯ロシア大会、選手たちは素晴らしい戦いをし、多くの感動を私たちに与えてくれた。ベルギー戦では2-0の時点で勝ったと思ったが、本気になった「赤い悪魔」の猛攻は凄まじく、世界の壁はまだまだ高く厚いものである事を実感したが、世界の強豪と堂々と渡り合った姿を誇りに思う。

 今大会の前評判は、大会直前での監督交代劇、事前の強化試合での成績などから全く期待されておらず、「おっさんJAPAN」などと揶揄される始末であったが、それを発奮材料としたのか初戦から快進撃を続け、決勝Tのベルギー戦での善戦で世間の評価はまるで手のひら返しだ。ポーランド戦でのパス回しに異論を唱える無責任な者もいるが、周囲の雑音に左右されず結果を出した日本代表は、まぎれもなく過去最高のチームだったと思う。

 さて、新卒採用が苦戦を強いられている。エントリーも会社訪問もゼロというのは今までに無い事で、それだけ全産業的に人手不足が深刻だという事だ。若い若いと思っていた我が社の社員も、今年で全員が30歳以上となる。技術の継承と企業の活性化のためにもバランスの良い年齢分布は必要で、このままでは5年後10年後に不安が残る。「おっさん企業」と言われぬよう、新規・中途問わず全社挙げての求人活動を期待する。

 

代表取締役社長 森 雄一

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