2018年9月号(第113号)


 「となみ野100km徒歩の旅」から通算して15年目の開催となった「歩いて発見!となみ野サマーチャレンジ」、今年も多くの方々のご協力のおかげで無事終えることができた。毎年2月からスタッフ募集の準備を行い、5月からお盆明けの事業に向けて毎週末のスタッフ研修、事業が終われば10月の事業報告会や報告書の作成など、ほぼ年間を通じての活動となる。なぜこのような活動を続けているのか、原動力は何なのだろうか、それはこの事業の継続を願う地域の方々の声と、共に活動する仲間や、互いに磨き合いながら成長を続ける学生スタッフの存在に他ならず、あらためて人間とは人と人の間で生かされているのだと実感する。

 事業後には保護者やスタッフから感想文を提出していただくのだが、これがまた百人百様で面白い。文章にはその人の思想が顕著に現れるもので、さらに言えば人生経験や学識レベルまでもが伺えるのである。薄っぺらい文章からは薄っぺらで幼稚な人間性、心に沁みる文章からは人生の深さや繊細な人間性が感じられるものだ。「言葉は身の文(あや)」とは、言葉はその人の人格や品位をあらわすということわざだが、十分に頷ける。歳相応か、親として子供に胸を張れるか、社会的立場にふさわしいか・・・。まだまだ自分磨きをせねばと思う毎日である。

 

代表取締役社長 森 雄一

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