採用情報

まちをつくろう

仕事の軌跡がまちになる。私たちと一緒に未来のまちづくりをしませんか。

先輩社員の声

川田賢(左)/松平純子(中央)/焼田泰隆(右)

川田賢(左)/松平純子(中央)/焼田泰隆(右)

【テーマ:20年後の森組】

今回の対談テーマは「20年後の森組」ですが、まずは創業80年を迎えた感想をお願いします。

川田:創業80年の歴史。その長い年月に携わった人の数は凄まじいと思うし、その方々の積み重ねが今の「森組」だと思う。

焼田:感謝という言葉に尽きます。自分が今ここで働けているのも、森組を盛り立ててきた先輩方のおかげです。やはり感謝ですね。

松平:私は総務部として経理を担当し、会社には80年の歴史が詰まった膨大な経理資料があるけれど、私が携わった部分はほんの一部に過ぎません。昔は手計算ですし、しかも筆書き書類もありました。今の自分がと思うと気が遠くなりそうです。今ではパソコンが無いと仕事が困難ですしね。

川田:その80年分の資料と積み重ねがあるから会社の経営が成り立ってきたし、今も引き継いで経理ができる訳だね。

川田賢/工務部土木課

松平:そうですね。過去からの積み重ねがあるから今がある。経理書類の80年間ずっと繋がっている数字を見ると重みを感じます。

焼田:創業80周年記念式典の準備で昔のアルバムを見ましたが、工事現場に重機が無い事に驚きました。かろうじて見付けたのが転圧作業を小さな機械1つで行っている姿でした。

川田:でもそれが当時最新式の機械であって、十分活躍したのかもしれない。

焼田:今は毎日重機を使用して工事を行っているけれど、それらが全て無い状態で進めることは考えられませんね。特に、掘削作業や土砂運搬など、力のいる作業は大変です。

松平:楽をする訳ではなく、何かをする際には便利になったし、仕事の幅も随分広がったんじゃないかな。

焼田泰隆/工務部舗装課

維持するべきところ、また進化の為、変えなければいけないことは?

松平:先人の築き上げた土台の上で日々の仕事をさせて頂いています。私達も次の世代への土台とならなければいけないですね。伝統や教えは守るべきものですが、時代に対応した進化も必要です。進化のためには、固執した考え方だけでなく、柔軟な発想や行動力も大切だと思います。

川田:そうだね。土台ではなく、今が「てっぺん」と思った時点で後は退化しかないと思う。常に土台だと思えば次に繋げていくための努力や工夫を行っていくだろうし、いろいろな事に責任や覚悟を持てるからね。

焼田:有名建築物にも、あえて未完成として劣化せず、さらなる進化を目指している物もありますよね。これで良いと思ったらそこで終わり。更に高みを目指して進化は必要でしょうね。変わった事は、僕が入社して約10年の間だけでも団塊の世代との入れ替わりもあり、「勉強、勉強!」という感じになりました。

松平純子/総務部

川田:昔の建設業は「習うよりも慣れろ!!」といった感じで、自分が入社した頃の森組もそうだった。けど、近年は真逆の流れになっているね。

松平:「仕事は先輩を見て覚えろ!」は、もう通用しないの?

焼田:そうかも…。僕達の世代以降は、「見て覚えろ!」は通用しませんね。テキストやマニュアルで基本から学び始めます。

松平:そっか…。近年真逆とはこのことですね。漠然としたものではなく、しっかりと文書化されたものが必要という事ですね。でもそれらマニュアル等は、「見て覚えろ!」で育ってきた世代の人達が形に残したからこそで、だから勉強も出来るんだろうね。

川田:だとすると、マニュアルの無い教わり方をしてきた世代としては、感覚と経験から仕事を覚え、それを文書化してきたことで更に身になったのかもしれない。そして今、後輩へ繋げられた訳ですね。

焼田:施工方法等、検討会議で先輩方から教わることができます。それをこれからしっかり後輩へ伝えて繋げていこうと思います。

松平:そうだね。検討会議等を行う委員会システムがある事は、会社の維持や進化をする上ではとても役立つことですね。

森組の委員会システムについてはどう思いますか?

川田:特殊ですね。しかもほぼ全員が何かしらの委員会に所属していて、仕事に対する社員の意見も反映されやすいです。

松平:委員会って、学校をイメージしてしまいますよね…。

川田:学校との大きな違いは、維持の為の強制参加では無いこと。

焼田:そうですね。「現状をより良くしよう」「改善したい」と思う有志が集まる勉強会に近いです。

川田:最初は戸惑いもありましたが、凄く良いシステムだと思います。

焼田:はい、若手の意見も吸い上げてもらえるし、なによりやり甲斐があります。

松平:世代や部門を超えて横の繋がりも強くなり、会社も社員も成長できるシステムですね。

川田:更に委員長になると確実にステップアップができるよ。地域やプライベートで責任者となり様々な課題に取り組む機会はあるけれど、ベースはその時までの状況で進んでいる。知識は容易に得られるが、リーダーとしての資質や心構えは機会が無いと学ぶことが出来ないから。

焼田:リーダー力。大変さを打ち消す大きなプラス性かぁ…。更にやり甲斐がありますね。

松平:毎週何処かの委員会が活動している姿は会社に活気があって良いですね。

焼田泰隆/工務部舗装課

委員会システムは次の時代への土台という訳ですね。

川田:各個人での勉強には限界があるし方向性も危うい。でも委員会主催の勉強会では各先輩達が学んできた事、「こういう時はどうするのか」を解りやすく教えてもらえる。また、新技術や法令に対しても一早く対応してもらえるからね。

焼田:自分の専門分野以外の事を、聞いて、見て、学習出来るのは大変有り難いです。

松平:建設業の総務部としては、実際の工事現場はよく分からないことが多かった。でも、委員会活動を通して現場の様々な仕組みを知る事ができ、意見を言う機会も増えたと思う。直接現場作業をしない立場からの目線でアドバイスする事も出来るしね。

川田賢/工務部土木課

更なる進化、目標は?

焼田:「知識経験をより積み重ねる事」「チャレンジ精神を忘れない事」です。

松平:建設業は人が生活していく上で絶対に必要だと思います。ですから、今あるものをより利便性が高く、質の良いものへ変えていかなければいけない。先輩方からの教えや、社員の幅広い知識を柔軟に活かせる環境造りをしていかなければならないと思っています。そして地域を愛すことで建設業に携わる誇りを持っていきたいです。

川田:目標は「全工種マイスター!」。時代時代で求められるもの、必要とされるものは違うので、判断力と柔軟性をより高めていきたいと思います。

松平純子/総務部

明るい未来を作っていきましょう。

焼田:はい。20年後の100周年に向けて、大きく意欲的に仕事を楽しみます。

松平:これまでの自分自身の経験を明日に活かし、前進あるのみです。

川田:新世代でも未完で!

小西秀和(左)/上田孝(中央)/高田俊夜(右)

小西秀和(左)/上田孝(中央)/高田俊夜(右)

【テーマ:私の職業は建設業】

これまでの建設業を振り返って

上田:長い間携わっているけれど、昔と比べると結構変わった事は多いね。

髙田:そうだね、まず測量機が変わった。レベルは変わらないかもしれないが、トランシットの進歩は著しい物がある。昔は巻尺を利用して計測していたから、精度は断然に上がってきたね。測量座標は専門の測量屋さんしか使用していなかったのに、今は誰もが当たり前に使っている。そしてGPS。現状として、自身が進歩に追いつけていけてないところがあるよ。

上田:入社して直ぐに脱着式の光波測距儀を使用して思った事が、学校で学んだ方法とかけ離れていた事。理解するまでに時間はかかったけれど、理解した後は自信に繋がったよ。学校で専門的知識を修得してきて、本当に良かったと思った。基本は変わらないからね。小西君はどう?建築の世界も昔と今じゃ技術の進歩は大分違う?

上田孝/工務部土木課

小西:そうですね、前職である大工の世界でもプレカット等は新しい工法や手法ができ、進歩が激しいので工期の短縮が凄いです。昔の家は木造建築が多く隙間は当たり前でした。木は生きている物なので、どうしても気密性が低いものです。しかし、今は高気密の家が当たり前になり、木の性質や性能と相反する事が技術で可能となりました。

髙田:技術的な部分以外で言ったら、今より昔は「slow」。更に昔の人に話を聞くとそれ以上に「slow」。雨が降ると工事自体「作業中止」でしたね。

上田:そうだね。人力施工が中心の時代だったから。昔のイメージは「金はある、日もある、そして周りの理解もある」かな。

小西秀和/工務部建築課

ずっと続けてきた建設業。その面白さとは?

髙田:まずは地図に残る仕事だという事。自分一人でやりきった現場ではないけれど、「俺がやった!」的な感じで現場が残ると言う喜び。何もない場所に構造物を造る事や、道を拡幅する事が出来たりと、面白さは十分あるよ。

上田:完成後の爽快感も十分ある。完成した現場に新入社員を連れて行き、施工した際の技術的な話をしてあげられた時は、勉強させたその時の苦労が報われた気持ちになる。同時に自慢話に変わったけどね。

小西:僕は、顧客の笑顔が見られる事ですね。建築の場合は直接利用者の表情が見えるためとても心の支えになります。そして僕は家族に伝えますよ。つい先日も完成物件へ妻子と行き自慢をしました。

髙田:建築はそこが羨ましいね。俺も道路改良工事を施工している時に、たまたま自分の家族が通ってさ、甥っ子達が「おじちゃん、バックホウに乗ってたね!スゲー!」と言ってくれて嬉しかったよ。でも大人になると無関心になりました。

高田俊夜/工務部土木課

建設業の必要性や需要の変化はありますか?

上田:数字的には計り知れない所もあるけれど、少しでも利便性や安心・安全な社会を形成する上では、まだまだ必要なものと考えています。

髙田:そう!絶対に必要なもの。例えば、災害が発生した際は建設業が必要だし、無くてはならない職種でしょう。積雪時も同様、除雪に出動するしね。

小西:そうですね。今年から除雪作業に参加しましたが、地域の足を守ると言う意味では大変重要なものであると認識しました。

でも近年は社会的に淘汰されていますよね?

上田:就業人口も減ってきている上に、いまだに建設業のイメージは良くないかも知れない。監督官庁が中心となり改善に努めてはいるでしょうが…。森組は近年、建築部門で「ASJ富山西スタジオ」を立ち上げ、建築家の設計した家を建てられるようになったし、更にイメージは良くなって来ていると思うよ。

髙田:建設業のイメージは「時には良く」「時には悪く」だね。災害発生時には敬われているが、公共の全体的予算や社会福祉を天秤にかけられると悪者になってしまう。建設業に対するイメージを良くする対策がもっと必要だね。

上田:近年は、建設業界に対する理解が減っていると感じる。

小西:そうですね。顧客第一で仕事を進めているが、自分の思いと地域、近隣のギャップを感じることもあります。

高田俊夜/工務部土木課

髙田:特殊な工事が増えたし、安全のため工事現場を外部と締め切っているから何をしているのかが見えない所が不安にさせているのかもしれない。

上田:安全第一が顧客の理解を低下させているとは思いたくない。だからこそ現場代理人や技術者が顧客や地域の方々に対して、どう接していくのかが今後の課題でしょうね。

小西:それでも森組に入社して思ったのは、地域の方々には森組に対しての必要性をすごく感じられました。

これからも変化や進歩が必要ですね。この先もICTや新技術の時代がやってきますが、どのように考えてますか?

小西:僕の場合はまず気持ちです。新技術に対して不安もあるが、「お客様のために」そして「より良いものを作るために」の2点を大切に自分自身磨いていかなければいけないと思います。

上田:これまでの技術を生かし進歩して行くことが大切でしょうね。

髙田:100%の機械化や素人の技術屋集団はありえない。ロボットを動かすにも経験と知識が必要だから。

小西:はい。今は昔からの技術が逆に注目されてもいます。

髙田:自分たちも昔からの技術で関数電卓、ポケコン、パソコン、電子納品等を勉強してきた訳だから、さらに進歩、進化していかないといけないね。

上田:歩みを止めるわけにはいかない。自分を今以上に磨き、小西君の言ったように「顧客満足」を高めなければいけないだろうね。

髙田:これまでの話から、「経験」と「知識」どっちが必要だと思う?

上田:僕は「知識」かな。現場ではとっさの判断が必要な時、知識がないと対応できない場面があるからね。

髙田:俺はどちらか選ぶとしたら「経験」かな。前回の工事実績より学んだ事を活かし現場での判断が出来ると思う。

小西:2人の話を聞いていると両方必要ですね。経験があるからこそ知識が成り立ち、知識あっても経験がないと対応できないですから。

上田:なるほど。

髙田:確かにそうかもしれない。

高田俊夜/工務部土木課

技術を継承してゆくポイントは。そして今後の目標は?

小西:逃げ出したいほどの失敗が次の仕事の糧となります。「信用、信頼、実績」のある、社内に誇れる人間、そして自分が自信と誇りを持てるモノを完成させていきます。

髙田:失敗を経験として向き合うからこそ、学び得るものも多くなる。先人に教えていただいたことを後世に伝え、地域貢献と自分の納得できるものを作っていきたいです。

上田:基本が一番大切!!新技術が出来ても基は同じ。仕事においては家族に対して少なからず負担をかけているので、それを払拭させるほどの建設物を作っていきたいですね。