公道における除雪作業は、冬期間における道路の安全確保に欠かせないものとなっています。降雪状況にもよりますが、概ね10センチの積雪があれば除雪作業を行ないます。
今年は暖冬で雪は少ないですが、それでも山間部は降ります。平野部が雨でも山間部は10センチ以上積もります。平野部の積雪が10センチあれば、山間部では数倍積もります。なので、除雪作業の有無を家の窓から確認して決定することはできません。
そのため、気温が下がり降雨があればパトロールを実施します。そして積雪状況を確認し、除雪オペレーターへ出動要請をします。除雪作業は朝の通勤ラッシュが始まる前に完了させたいので、午前2時過ぎにオペレーターに出動要請をかけます。なのでパトロールは午前零時にスタート。平野部から山間部までパトロールを実施します。
除雪作業には様々な種別があり、通勤通学前に作業を行う早朝除雪や、交通量の少ない道路では日中に作業を行う日中除雪。その他、道路幅や交差点を広げる拡幅作業や圧雪を除去する作業などがあります。更には凍結防止剤を散布してスリップを未然に防ぐ作業もあります。
それらの作業指示を出すため、除雪パトロールは昼夜を問わず道路状況を把握しなければなりません。積雪量・消雪稼働状況・なだれ・倒木・雪庇などを確認し、道路での安全な交通を確保します。
寒波などで降雪が何日も続くと、睡眠時間は確実に削られ体力も著しく消費します。過酷な状況ですが、私たちには地域の安心・安全を守る使命があるとの思いでスタッフ全員が作業を実施しています。
人材不足や熟練オペレータの高齢化、若手の技術不足などから、行き届かないところもあるかと思いますが、皆様にはご理解ご協力いただければ幸いです。
そんな中、今日は一緒にパトロールしてくれる仲間がいましたので動画でご紹介いたします。
パトロール
