スタッフボイス

 

建設業に対する地域の方々のイメージは?

杉本:入社間もない僕は、まだ地域の方々に近い視点だと思います。まちが整備され、ひとやものが行き交う活気あるまちになれば良いと思っています。

竹原:社会人になる前は建設業のことや森組を知っていた?

杉本:正直知らなかったです。就職活動を通してようやく知りました。全く興味がなかったというか…。

専務:就職が決まることで、その業界により興味が湧いてくるものだよ。建設業は社会資本整備を行うことを仕事にしている。そう考えると人々の生活の根幹を支える大切な仕事であり、誇らしい仕事だと思う。地域の皆さんが同じように思ってくれているとは思わないけど、もう少し人気ある業種であっても良いと思うね。

竹原:杉本君はこの業界に携わる前、建設業に対してどんなことを思っていた?

杉本:実際の工事現場というものを理解してもいなかったし、通行規制や騒音などが迷惑だなと感じることがあったのは確かです。

竹原:入社前は自宅近くで工事が行われていると、そこにどんな人が働いているかと気になったこともあります。もしかすると、敷地や家に勝手に入られるのではないかと不安になったこともありましたね。建設業は新たな建設物をつくるだけでなく、今ある物を壊す事もあるため、地域の方々が不安に思う事もあるでしょうね。

専務:地域の方々は工事の内容までわからないからね。だから余計に不安になるのかもしれない。

竹原:工事の情報をきちんと伝えておくことで、不安な気持ちを与えなくて済むでしょうね。だとすると、地域の方々とのコミュニケーションが必要になります。話をすることが大切ですね。

杉本:以前、地域の方に「何をする工事なの?」と聞かれた事があります。その時は入社後間もなかったこともあって明確に答えられなかったのですが、今後はしっかりと説明できるようになりたいです。

竹原:地域の方々に工事説明を行う際には、なるべく業界用語や専門用語を使わないようにしています。常に相手の立場になり、いかに解り易い説明を行うかを大切にしています。

専務:相手の立場になることは大切だね。特に建設工事では施主ではなく受注者側が地域の方々との連絡調整をすることが多いから。そこが上手になれば新たな受注のチャンスも生まれてくるんじゃないかな。建設業界や森組への理解度を上げるためにも、地域コミュニケーションが必要だと思うよ。

森組は地域からどのように見られているのか

竹原:地域の方々と話をしていると、過去に森組が施工した工事を褒めて頂けることがあります。逆に厳しいことを言われることもありますが…

専務:公共工事は税金で賄われています。その公共工事を受注する森組は当然厳しい目で見られていると思うよ。だからこそ施工品質はもちろんのこと、全ての面において向上心を持ち、発注者の負託に応えなければならない。それを怠れば建設業界も森組もイメージは向上しない。民間工事の受注にも力を入れている今、イメージアップをしていく事が課題かな。

竹原:そうですね。地域の方々のニーズもどんどん多様化しているので、それらに応えられるよう努力しないといけませんね。あと、公共工事を主体としていることから気軽に社屋へ入りづらい雰囲気はあると思います。

杉本:最初はそんなイメージでしたが、森組の工事現場を見た際、この工事はどんな会社が行っているのだろうと興味が湧きました。入社した今は、温かい先輩ばかりで、社屋から感じられる堅い雰囲気とは違いますね。

竹原:入社前の建設業に対するイメージは悪く、周りから聞こえてくる評判もあまり良いものではありませんでした。しかし、入社すると全く反対のイメージに変わりましたね。入社当時を今と比べると、社員それぞれが協力し合える体制になっていることが、仕事を進める上で大変良いと思っています。

専務:公共工事を主として請負うことから、地域の方々が来社されることはあまり無かったけれど、ASJをはじめ民間工事に注力するなか、ようやく地域の方々に来社頂けるようになってきたことは本当に嬉しいことだと思う。そんな機会に少しでも森組の魅力を感じていただければと思っている。

ひと が ひとを創る

専務:社員は仲が良く繋がりは強い。しかし、お互いに厳しさを持つことが必要だと思う。何でも助けてくれるひとが良いひととは限らないしね。

竹原:あえて助けない事も優しさですね。杉本君は理想とする社員はいる?

杉本:舗装課の先輩たち全員です。チームワークがとても良いので、自分も早くチームの一員になれるよう頑張ります。

専務:それぞれの個性や特技を活かし、お互いに切磋琢磨しながら成長していってほしいね。

竹原:良い所は伸ばし、悪い所は良い所を盗んで補うって感じですね。新人の頃は深く考えずに「指示されたことをやる」でしたが、今は教える立場になり、一人前になってほしいという思いで指導をしています。当時の先輩も同じ思いだったのかなと思うと、改めて感謝しなくてはと思います。

専務:竹原君は要望に対して120%の仕事で返してくれる。常にそういったスタンスで仕事に臨むから安心して任せることができるね。

杉本:「安心して任せられる…」そういう風に見てもらえる社員になりたいです。

専務:技術的な面での成長だけではなく、メンタル面でも大きく成長してほしい。それらはひととの関わりから生まれるものだと思うよ。

竹原:杉本君も将来は教える立場となるわけだから、今のうちにきちんと教えられるように知識を増やしておかないといけないね。後輩や仲間に教えていく事が結果的に地域への恩返しに繋がるだろうし。

杉本:はい、20年以上このまちで育ててもらいました。これから40年、仕事を通じて恩返ししながら、活気あるまちづくりをしていきます。

竹原:創業80年を迎えられたのも地域の方々の支えがあったからこそ。その恩返しとは、森組を次代に繋げていく事だと思います。森組がこの地域にとって「縁の下の力持ち」的な存在になれるようにしていきたいです。

専務:この地域にしっかり根を張り、当たり前の事を当たり前にやる。それが地域への恩返しになると確信しています。企業はひとの集まりであるからこそ、お互いに自己研鑽していかねばなりません。

3人にとって地域(まち)とは?

竹原:人と人とを繋げる街

杉本:自然と人の和

専務:ふるさと