2023年9月号(第173号)


 例年に無い酷暑も、9月に入ると日差しもずいぶん和らいできた。この暑さで今年は稲の生育が早く、県がコシヒカリについて早めの収穫を呼びかける緊急特報を出したとのことで、盆明けから方々で稲刈りが始まっている。刈り遅れると米粒にひびが入る「胴割れ米」や高温により粒が白く濁る「白未熟粒」が発生する恐れがあるそうで、コメの品質を確保するために生産者は何かと気をもんでいることだろう。そうした努力のおかげで私たちは美味しいお米を食べることができるのだから、とてもありがたいことだ。
 私たちが施工しているほ場整備や土地総などの農地整備事業は、コメをはじめとする農作物の自給に欠かせないもので、我が国の農業の振興の一翼を担っていることに誇りに感じる。現在では地元負担が実質ゼロで事業ができることから、南砺市においては実施中の農地整備事業が11地区あり、今後採択されるであろう要望地区は19地区にのぼるそうで、今後10年以上は続いていくものと思われる。なんとも嬉しい悲鳴であるが、しっかりと進めていけるよう施工体制を整えていかねばならない。

代表取締役 森 雄一

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