2025年4月号(第192号)
- 2025年04月10日
- 日記
皆さんは「自分を演じる」と聞くと、どのような印象を持つでしょうか。もしかすると、「本当の自分を隠している」「偽っている」といった否定的なイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし私は「演じる」ことを、むしろ自分を成長させるための手段と捉えています。
私たちは日々、さまざまな役割を担っています。仕事では責任ある社会人としての自分、家庭では家族の一員としての自分、友人の前では気心の知れた自分など、場面に応じて異なる側面を見せています。これは決して「偽る」ことではなく、むしろ「適応する力」と言えるでしょう。
例えば、人前で話すことが苦手な人が、「堂々とした自分」を演じることで、自信を持てるようになることがあります。最初は演技だったとしても、繰り返すうちに、それがやがて本当の自分になっていくのです。私も人前で話すことは大嫌いで、いまだに緊張で心臓がバクバクして体も声も震えますが、もしそう見えないとすれば私の演技力なのかもしれませんね。
演じることで、自分の可能性を広げ、新たな自分に出会うことができます。だからこそ、「自分を演じる」ことを前向きに捉え、自分を磨く機会として活かしていきましょう。そうすれば、私たちは今より一歩成長した自分へと近づくことができるはずです。
代表取締役 森 雄一