代表取締役社長 森 雄一
多くの感動を与えてくれたミラノ・コルティナ冬季五輪。その主役となったフィギュアスケート2組の選手の引退。多くの学びがそこにはある。
今期限りでの引退を表明して臨んだ女子シングルの坂本花織選手。大技に頼らず技の完成度を極限まで高め、小さな得点を積み上げることで唯一無二の完璧を求めるスタイルで、世界選手権3連覇、北京五輪個人銅メダル、全日本選手権5度優勝など数々の栄冠を手にしてきたが、最後の五輪では惜しくも銀メダルに終わった。その悔しさをバネに、現役最後の試合となる世界選手権で4度目の優勝を飾り、「苦しいことのほうが多かったが、本当に楽しかったからこその21年間だった」と語った坂本選手。その姿はまさに世界中のスケーターが認める絶対女王そのものであった。
りくりゅうペアこと三浦璃来選手と木原龍一選手。SPで得意のリフトが崩れ、まさかの5位発進。フリー演技直前に失意の木原選手に三浦選手は「メダルのためじゃない。私はあなたのために滑るよ」と声をかけ、木原選手は「お互いのために今日は滑ろう」と答えたという。普段から徹底的なコミュニケーションでお互いの感覚のズレを修正し、信頼を積み重ねてきた結果掴んだ金メダルは、やり切った二人に対する女神の祝福だろう。
苦しいことも楽しさがあるから乗り越えられる。自分より相手のためを思うからこそ力が湧いてくる。私には果たさねばならない使命が山ほどあるが、皆さんと共にやり切ったと思える現役生活を送りたい。
代表取締役 森 雄一
新年度は新年と同様に何かと気忙しい。残念ながら新卒採用は無かったが、社内外の人事異動、入学、新学期など、新たな風が吹く大きな節目の時期である。私がNHKの朝ドラ好きなのは以前にも書いたとおりだが、こちらも「ばけばけ」から「風、薫る」へとバトンが渡された。
「ばけばけ」は、「怪談」の作者・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と妻セツをモデルにしたオリジナルフィクション。舞台は明治の松江。没落士族の娘・松野トキ(高石あかり)は、異国から来た夫ヘブン(トミー・バストウ)と出会い、文化や言葉の違いを乗り越えながら夫婦として絆を深めていく。急速に進む西洋化の波の中で、生きにくさを抱える人々の姿も描かれる物語である。近年の朝ドラではNo.1の評価をしたいが、特筆すべきが主演:高石あかりの演技で、その表情や仕草・間合いがセリフ無くとも心に響く、まさに彼女が大女優への階段を登る作品になったことだろう。
続く「風、薫る」は、明治時代を舞台に、日本初の西洋式看護婦(トレインドナース)となった大関和と鈴木雅をモデルに、激動の時代で患者を守るために奮闘する二人の女性のバディドラマ。第1週では伝染病コレラのまん延が描かれたが、新型コロナと通じるものを感じた。
新型コロナを機に、医療従事者が激減したとのことで、このドラマをきっかけに、そこを目指す若者が増えてくれることを期待したい。同じエッセンシャルワーク(日常生活や社会基盤を維持するために必要不可欠な業務)に携わる者として、建設業をテーマにした朝ドラができないものだろうかと切に願う次第です。
代表取締役 森 雄一
先月、富山県建設業協会の視察研修で福島県を訪れた。東北6県の地元建設会社の先進的取り組みについて意見交換するのが目的だがそれはさておき、翌日に訪れた「東日本大震災・原子力災害伝承館」での語り部さんの講話が印象に残っている。
福島県といえば東日本大震災において地震・津波災害に加えて、福島第一原発事故に伴う原子力災害という複合災害が発生し、3.11以降「FUKUSHIMA」は世界中に知れ渡ることとなった地域である。私も今まで原子力災害というものを漠然としか考えていなかったが、語り部さんの話を聞き、その深刻さに深く考えさせられた。津波により非常用電源が喪失し、地震発生の翌日には第一原発から半径20kmに避難指示が出され、地震による目にみえる被害が無いにもかかわらず一斉避難を余儀なくされ、「ほんの数日」との思いが地域によっては避難生活が13年にも及び、現在でも居住と立ち入りが制限されている「帰還困難区域」が残っている。それだけでも原子力災害の怖さが窺えるが、それに加えて放射線による風評被害や流言飛語に今でも苦しめられているとのこと。この災害を風化させないよう、語り部さんは今後も活動を続けていくという。
3月5日は私たちが決して忘れてはならない労災事故が発生した日です。先日の安全集会でも一年前を振り返り、安全への誓いを新たにしたところです。事故を教訓として私たちが意識と行動を改め、安心安全な職場環境を創っていくことが、タオ君とご遺族への弔いになることでしょう。改めてご冥福をお祈りします。
代表取締役 森 雄一
最近、「生成AI」という言葉を耳にしない日はないほど、日常に浸透していることを実感します。数ヶ月前にできなかったことが、今では当たり前のようにできる――その進化のスピードは、私たちの想像をはるかに超えています。生成AIは、まさに無限の可能性を秘めたツールだと言えるでしょう。
文章作成、資料づくり、調べもの、アイデア出しなど、これまで多くの時間を要していた作業を、わずかな時間で終えてしまう一方で、社内を見渡すと、まだ一部の個人利用にとどまり、会社全体の力として活用できていないのが現状です。
私たちの仕事は、現場で人が動き、人と人が繋がることで成り立っています。だからこそ、AIに任せるのではなく、AIを活用することで、人が本来向き合うべき仕事に時間を使えるようにすることが大切です。省力化や時間短縮は生産性の飛躍的向上に直結し、AIの活用が会社の命運を左右すると言っていいほどの可能性を感じると同時に、取り残されてはならないという危機感も感じています。
生成AIは、皆さん一人ひとりの“相棒”です。その相棒をどのように味方にするのか、皆さんの活用事例を共有し、会社全体の財産にしていこうではありませんか。AIがもたらす働き方革命は、私たちを想像もつかない次元へと押し上げてくれるでしょう。
「だれかの笑顔のために」──その想いをこれからの時代にどう形にするのか。生成AIを味方につけ、より良い仕事・より誇れる会社を創っていきましょう!
代表取締役 森 雄一
新しい年を社員の皆さんと共に迎えられたことを大変嬉しく思います。2026年の干支は「丙午(ひのえうま)」です。「丙」は太陽や火を象徴し、物事を明るく照らし、情熱をもって前に進む力を意味します。一方の「午」は行動力とスピード、そして大きな飛躍を表す干支です。丙午の年は、内に秘めた熱意を表に出し、迷わず行動することで道が開ける年といわれています。
我が社も、これまで積み重ねてきた経験や技術という確かな土台があります。今年はそれらを内に秘めるだけでなく、積極的に発信し、挑戦へと踏み出すことが求められる一年です。変化の激しい時代だからこそ、現状に留まらず、一人ひとりが自ら考え、動く姿勢が会社全体の力となります。
社員一人ひとりの成長は、会社の成長そのものです。情熱をもって仕事に向き合い、互いに刺激し合いながら前進することで、組織はより強く、しなやかになります。丙午の勢いを追い風に、全社員が同じ方向を向き、飛躍の一年としていきましょう!
代表取締役 森 雄一
社員会議の最後に持ち回りの議長が行う「議長講評」。私の毎月の密かな楽しみであり、議長になった人は何を話すかとあれこれ考えて臨んでいることだろう。
この講評は青年会議所で行われていた、会議の最後に監事がその会議を総括して所感を述べる監事講評を真似たもので、監事講評の際には出席者全員が開いているパソコンを閉じ、身なりと姿勢を正して聴くという厳粛なものである。
あらためて講評とは何かを調べると、「講評とは、指導的な立場にある人が、作品や演技などについて、良い点と改善すべき点を言葉で説明しながら批評すること。評価だけでなく、その理由やアドバイスまで含めて、指導・解説する行為を指す。」とある。なるほど、講評を聴くということは、評価とご指導をいただくということなのか。 そうであれば身なりと姿勢を正すのはもっともであると今更ながら納得する。
我が社の議長講評は、これらの趣旨とはかけ離れてきているが、私はそれでも良いと思っている。それぞれが考え、自分の言葉で伝えることが重要であるし、意外な発見もあり面白い。ぜひ今後もそれぞれの個性を発揮しつつ、最後は啓発に繋げて会議をビシッと締めくくってほしい。
代表取締役 森 雄一
「金沢マラソン2025」私の人生最大の挑戦は、願いも虚しく雨に見舞われた。「こんなことなら宣言するんじゃなかった」と後悔する自分もいたが、「人生を変えるなら、このぐらいの試練を乗り越えてみろ」という神様のお告げに違いないと思うと、不思議と心が前向きになってくる。この日のためにランニングメニューを増やし、加えて1週間アルコールを断ったおかげで体調は万全、さらにゴールの瞬間を何度もイメージすることでメンタルも最高潮。そう、全てがうまくいくはずだった。
ごった返すランナーに注意しながら、緩やかな走り出し。少しずつ隊列がほぐれ、徐々に自分のペースを掴みながら走ると、みるみるランナーを追い越していく。8km過ぎまでは快調で、走ることが楽しいと思えたのは生まれて初めてのことだ。ところが事態はここから急変する。10km過ぎから脚が痛くなり走る歩くの繰り返し、15km過ぎには早歩きだけになり、18kmの関門では収容(タイムリミット)まで残り10分となり、さすがに完走(完歩?)は難しいことを悟る。それでも自分から足を止めて諦めることだけはすまいと必死で歩を進めるが、足が前に出ないとはこのことかと思うほどの痛みが22km過ぎから続き、29km地点の関門であえなくバスに収容されたのでした。
こうして私の挑戦は幕を閉じた。人生を変える意気込みで臨んだがそれは叶わず、悔しさ、不甲斐なさ、劣等感、絶望感、挫折感に打ちのめされた。かつて次の大会への意気込みを聞かれ、「ハーフハーフ(50/50)」と答えた選手がいたが、とてもそんな気持ちにはなれない自分がいる。黒歴史を引きずって生きるのも、人生の教訓になるだろう。
代表取締役 森 雄一
人には誰しも苦手なことや避けて通りたいことがあると思うが、私にとっての最大のそれは「走ること」だ。もともと運動はあまり得意なほうではなく、その中でも走ることは最も苦手としてきた。中学の部活でのグラウンド10周はいつも周回遅れだったし、学校のマラソン大会などは地獄でしかなかったものだ。今でこそ休日にはジムへ行き、筋トレ・スタジオプログラム・AMT・水泳などで体を動かすが、そこでも走ることを徹底的に避けている自分がいる。
そんな私だが、密かに計画していることがある。それは人生初となる、フルマラソン(金沢マラソン)への挑戦だ。4月のエントリーに始まり、6月に抽選結果が出た後も、「人生初にして最後のフルマラソンだろうから、雨が降ったらキャンセルしよう」と、誰にも言わずどこかで逃げ道を残していた自分がいたが、先日からシューズや必要グッズ、雨天時のポンチョまで購入し、少しずつ自分を追い込んでいき、ついに今日、皆さんに宣言することとなりました。これでもう逃げられませんね笑。
なぜ私が徹底して拒んでいた走ることに、しかもフルマラソンに挑もうと思ったのか。それは、自分の人生を変えたいと思ったからである。会社が大きく変わろうとしている今、そしてスマイルプロジェクト、森の家・不動産事業を必ず成功へと導くため、経営者である私が率先して苦難に挑戦することで人生を切り拓くという決意表明と言ってもいい。見た目は変わらないかもしれないが、自分の中の何かが変わるはずだ。自分との戦いの号砲は、10月26日に鳴らされる。
代表取締役 森 雄一
新規事業として取り組んでいる不動産事業(屋号:森の不動産)が好調なスタートを切っている。この事業は住宅建築で苦戦している当社が、それより川上の土地探しから始めるお客様に出会い信頼関係をつくることで、最低でも仲介手数料、さらには新築やリフォーム受注に繋げるというスキームである。
では、不動産業務のノウハウを持たない当社がどうやって実務を行うのか。その問題をクリアしてくれるのが「物件王」というボランタリーチェーン本部である。当面の実務は全て私が担当するため、1月と4月に本部のある姫路市での実地研修をはじめ、オンライン研修や個別指導によるレクチャー、不明点や質問への迅速な対応など、それこそ親切丁寧できめ細かい万全の体制でフォローしていただいている。
そのおかげで7月30日のサイトオープンから一ヶ月あまりで会員登録29件、来店8組(9月7日現在)という予想を上回る反響をいただいている。来店は土日が多いためなかなか休みが取れないが、それも嬉しい悲鳴である。今はまだ買主の仲介だけだが、今後は売主の仲介、買取再販、新築建売へとステップアップしていけば、事業としての面白みが益々出てくるのだ。
森の家事業と併せて、我が社の大きな柱となるであろう事業のスタートに、チャレンジ意欲とワクワクが止まらない。
代表取締役 森 雄一
先日の社員会議において、新しい住宅商品である「シンプルノート」の社内説明会を行った。この商品は昨年フランチャイズ契約を結び、今年から森の家の主力商品として推しているものだ。日本随一のデザイン設計事務所である「Less is design」が設計し、シンプルノートの3つの特徴である
① デザイン:不必要な要素を削ぎ落とし、洗練させることによって生み出された「デザイン」
② コスト:設計手法を上手く取り入れ、無駄を省くことによって「コスト」を抑えた家計に優しい家づくり。
③ 暮らし:日々の奥様の家事や子育ての負担を削減するために、考えつくされた間取りによって生まれる「暮らし易さ」
を、文字通りシンプルに、無駄を極力なくすことで住みやすく、美しい家づくりを実現するものです。
森の家・森の不動産を軸とした民間受注は、これまでの公共工事依存から脱却し、もう一つの柱となる重要な事業であり、我が社の成長はここにかかっていると言っても過言ではありません。まずは社員の皆さんがシンプルノートファンになっていただき、傍観者ではなく当事者として周囲の方々に広めていただくよう、ご協力と応援をお願いします。
代表取締役 森 雄一