2025年3月号(第191号)


毎年この時期になると春闘のニュースをよく耳にしますが、経営者の立場からすると頭を悩ませる時期でもあります。企業が成長を続け、持続可能な発展を遂げるためには、社員一人ひとりの努力と貢献が不可欠です。その努力に報いる形で賃上げが実施されることは、組織の活力を高め、さらなる成長へと繋がります。賃上げは単なるコスト増ではなく、企業の競争力向上の契機でもあります。そのためには、私たち一人ひとりが生産性向上を意識し、業務の効率化や付加価値の創出に取り組むことが重要です。例えば、業務プロセスの見直しやICT・DX技術の活用、チームワークの強化によって、より高い成果を生み出すことができます。
ここでのポイントは、「一人ひとりが」という点です。単に指示されたことを行うだけではなく、自らが考えて実践することが生産性向上には欠かせません。現在進めているスマイルプロジェクトは、社員一人ひとりが輝くためのプロジェクトであり、それにより会社が成長するというものです。「より良い仕事が、より良い待遇を生む」という意識を共有し、組織全体で成長のサイクルを回していきましょう。皆さんの創意工夫と前向きな姿勢が、会社の未来を切り拓きます。共に、働きがいのある職場をつくり、持続的な成長を実現していきましょう。

代表取締役 森 雄一

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