• 代表取締役社長 森 雄一

2010年4月号(vol.12)


先日の社員会議において、管理職員には当社の業績の現状報告を行ない、今期の窮状を訴えた。どれほど厳しい状況に置かれているかは、現場代理人を通して全社員が報告を受けているはずである。この状況を改善するため、原価を3%下げる努力をすることを具体策を示しながら提案し、管理職員も全員がアイデアを出し合った。例えばAS厚設計5cm、平均5.5cm施工のところをわずか2mm詰めれば原価は3%下がる。コアを見ると6cm位ある時もあるし、砕石などは設計の2倍ほど使っている場合もある。印刷費を見ても誤字脱字やミスプリントなど、当社のコピー代は群を抜いて高い(自慢できることではないが)。自宅に帰りその話をしたところ、娘から「森組の車って、誰も乗ってないのにエンジンかかってるよ」・・・絶句である。

コストを下げるにあたり、何も難しい事を考える必要はない。まずは自分たちの出来る事から始めようじゃないか。他産業では乾いた雑巾をなおも絞る努力をしているが、当社の雑巾からは水が滴り落ちているかもしれない。「チームマイナス3%」どこかで聞いたようなフレーズだが、是非皆さんもアイデアを出し、実行して欲しい。まだまだ1年の1/4が終わったばかり、挽回の可能性は十分残されている。

 

代表取締役社長 森 雄一

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