2024年2月号(第178号)


 先日、久しぶりに家電量販店へ行ったのだが、あまりの品揃えの多さに驚かされた。特にパソコン関連の周辺機器は多岐にわたり、何に使うのかさえ分からないものだらけで、改めて時代について行けない自分が情けなくなった。家電における三種の神器の歴史を振り返ると、昭和時代は「テレビ、洗濯機、冷蔵庫」といういわゆる白物家電であり、日本の高度成長と共に一気に家庭に普及した。平成時代になると「携帯電話(スマホ)、薄型テレビ、ロボット掃除機」へと変化する。平成初期はポケベルが主流で、携帯電話は平成5年〜10年に急激に普及、テレビは平成23年にアナログ放送が終了したことから一気に薄型化した。ロボット掃除機の普及は、女性の社会進出も大きく関係しているのではないだろうか。そして令和時代は「テレビ(4K/8K)、冷蔵庫、ロボット掃除機」だそうで、テレビやロボット掃除機は更に高性能に、冷蔵庫はAI機能を搭載するなど、私たちの暮らしがより便利で快適になっていることが分かる。
 私も若い頃はどちらかといえばこの分野が好きで順応していたと思うが、最近はもうお手上げ状態で、老眼のせいか説明書を読むことさえ億劫になってきた。これではいけないと思いつつも、体が言うことを聞かない。これが老いるということなのだろうか。ちょっと待て、「病は気から」とも言うのだから、気持ちだけは若々しく、何事にも挑戦していこうと自分を奮い立たせている。

代表取締役 森 雄一

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