• 代表取締役社長 森 雄一

2012年5月号(vol.37)


新緑が眩しい季節になりました。連休中には3日に井波のよいやさ祭り、5日は城端の曳山祭りを訪れ、目も心も十分堪能させていただいた。平成の大合併により南砺市が誕生し7年半が経過するが、地域の祭事などに触れると改めて各地域の歴史や文化を感じるのである。私の地元にも獅子舞があるが、少子化による踊り子の不足、若者の転出による獅子方の不足などの問題を抱えながらも、伝統文化を自らの身体や潜在意識の中に刻み覚え、次世代へと継承していくのである。

マニュアル型人間が多くなったと言われて久しい。自ら考えることをせず、言われた事や決められた事だけをしようとするタイプだ。確かにマニュアル通りにやれば失敗は少ないだろうが、そこには独創性も進歩も無く、マニュアルの風化と共に退化していく。マニュアルも大事だが、伝統文化がそうであるように、まずは心と身体で学び、新しい技術を繋いでいこう。

 

代表取締役社長 森 雄一

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