2020年3月号(第131号)


 健康増進法の一部を改正する法律の施行により、すでに2019年7月1日から学校や病院、児童福祉施設、行政機関等の特定施設において敷地内禁煙が義務化されているが、2020年4月1日以降は改正法の全面施行を受け、一般的なオフィス等の施設でも屋内禁煙が原則となる。言うならば、今までは喫煙に関して個々のマナーに頼る部分が大きかったが、これからはルールや義務となり、違反した場合にはペナルティーが課されるわけだ。

 当社における社員の喫煙率は約4割、昔と比べるとずいぶん減ったものだと思うが、たばこ産業の「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によれば、成人男性の平均喫煙率は27.8%、成人女性は8.7%とされ、さらに年々減少傾向にあることを考えると、当社の喫煙率はまだまだ高いと言える。昨今、喫煙者にとって肩身の狭い世の中になったことは明らかであるし、喫煙に限らず時代の流れを見て職場環境を改善していく姿勢は「選ばれる企業」となる上で避けては通れないのも事実である。

 現在当社においては喫煙場所を定めて分煙化を実施しているところですが、はたしてこのままで良いのか、法律の全面施行を迎えるにあたり、いかにして社員が気持ちよく仕事ができる職場環境を築くか、そして社員の健康をどのように守るかにフォーカスして考えたいと思う。

 

代表取締役社長 森 雄一

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