2022年2月号(第154号)


 コロナ禍になって早2年が経つが、この間「エッセンシャルワーカー」という言葉をよく耳にするようになった。「essential(必要不可欠な)worker(労働者)」という意味で、感染リスクがある中においても、人々の生活を維持するために現場で働き続けなくてはならない人たちへの感謝と敬意を込めて使われているという。具体的には医療従事者や公務員、介護福祉分野の方々、運送配送に関わる方々、保育士や教職員、電気・ガス・水道やゴミ収集に関わる方々など、社会インフラに関係する職業の人たちである。
 私たちも建設業に携わり、社会インフラ整備や災害対応、冬場の除雪など、地域の安心安全を守るためになくてはならない存在であり、重要なエッセンシャルワーカーだと言える。現在、第6波で感染者数が過去最高を更新し続けているが、ひとたび社内に感染者が発生すれば事業活動は停止し、会社はもちろん社会への影響も計り知れないだろう。オミクロン株は重症化しにくいとのことではあるが、今しばらく感染防止に十分気をつけていただきたい。何者にも変え難い唯一無二の存在が建設業であり、私たちが元気でいることこそが、地域の笑顔をつくるのだから。

代表取締役社長 森 雄一

  • 代表取締役社長 森 雄一

  • 最近の投稿

  • 月刊アーカイブ