2022年7月号(第159号)


 1951年の統計開始以来、最も早い梅雨明け。梅雨の期間はわずか14日間で、期間中の降水量は平年の30パーセントあまりとのこと。私たち建設業にとって雨は苦悩のタネであり、雨が少ないのは非常にありがたい。ましてやほ場整備などの土工事においてドライワークができることは、生産性向上にも繋がったことだろう。しかし喜んでばかりもいられない。農作物への影響からくる食料品の高騰、ダムの貯水率低下による夏場の水不足など、私たちの生活へ与える影響は少なくない。
 また先日ではKDDIによる大規模な通信障害が発生し、通話や通信だけでなく、物流、金融サービス、気象観測など様々な分野において大混乱を招く事態となった。さらには猛暑による電力不足によって、生活や企業活動にも少なからず制限が及んでいる。
 このような異変や異常が起きるたび、平時のありがたさや便利さを改めて実感する。いつも通りでいられることがいかに幸せなことか。あたりまえに感謝したい。

代表取締役 森 雄一

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