2026年7月号(第207号)
- 2026年07月10日
- 日記
140年以上建設が続き“未完の教会”として知られるスペインのサグラダ・ファミリアで、メインタワーとなる「イエスの塔」が完成を迎えました。今年は、その設計者であるアントニ・ガウディの没後100年という節目の年でもあります。1882年に着工したサグラダ・ファミリアは、ガウディが生涯をかけて情熱を注いだ建築でしたが、1926年に亡くなった時点で完成には程遠く、自らの手で完成を見ることはできませんでした。それでも工事は止まることなく、ガウディの意思を継いだ弟子たちが、世代を継いで建設を進めてきたのです。
ガウディは「私がこの聖堂を完成できないことは悲しむべきことではない。必ず後を引き継ぐ者たちが現れ、より壮麗に命を吹き込んでくれる」と語ったと伝えられています。この言葉には、自分一人の力ではなく、理念を共有した仲間たちを信じる強い思いが込められています。
私たちもまた同様に、一人の力だけで成り立つ会社ではありません。創業以来、多くの先輩方が築き上げてきた技術や信頼、そして「だれかの笑顔のために」という経営理念で私たちは繋がっています。そして、その理念を次の世代へしっかりと繋いでいくことが、今を担う私たちの責任です。建設業は、完成した建物や道路だけを残す仕事ではなく、人を育て、技術を磨き、想いを受け継ぎながら未来をつくる仕事でもあります。
今日の仕事も、「だれかの笑顔のために」という想いを胸に、目の前の一つひとつの仕事に誠実に向き合っていきましょう。その積み重ねが、未来の森組をつくり、次の世代へと受け継がれていくのです。
代表取締役 森 雄一