2020年9月号(第137号)
- 2020年09月10日
- 日記
安倍首相が健康問題を理由に、辞任を表明した。およそ7年8ヶ月という、憲政史上最長の連続在任期間を更新した政権があっけなく幕を閉じる事態に、大きな驚きと衝撃を受けた。一国の首相たるもの、その重責を担う気力と体力は並大抵のことではないだろうし、今回の辞任という決断も、他者からは窺い知れない苦渋の選択だったに違いない。賛否はあるだろうが、類い稀なリーダーシップをもって日本国を導いていただいたことに敬意と感謝を表したい。
決断という意味においては、私たちも日々、大なり小なり様々な決断をしている。例えば何を食べるか、誰に何を指示するか、どんな順番で仕事をするか、いつ始めていつ終わるのか、どちらを選択するか・・・。まさに人生とは決断の連続であるが、私はいつも重要な決断をする際に、心がけていることがある。それは「正しい道とは辛い道である」ということだ。楽な道や損得で物事を判断すれば、それは後に必ず災いとなって返ってくることだろう。来月は保守分裂が確実な富山県知事選挙が行われる。有権者として、これからの未来を託せる決断をしたいものだ。
代表取締役社長 森 雄一