2020年11月号(第139号)


 半世紀ぶりの保守分裂となった富山県知事選挙は、新人の新田八朗氏が激戦を制して初当選を果たした。全国屈指の保守王国である富山県において、自民党推薦の現職に勝利したという現実は、閉塞感や停滞から抜け出すために、県民が変化と刷新を望んだという民意の現れに他ならない。これからの新しい富山県に大いに期待したいものである。さらに今秋は南砺市長・市議会選挙やアメリカ大統領選挙などもあり、どのようなリーダーが誕生するのか注目していきたい。
 一口にリーダーと言っても、実に様々なタイプがあるが、どのようなリーダーにも共通して必要なのが、進むべき方向性を示し、その実現のために組織を動かす力だろう。どんなに立派な理想を掲げても、それを実行する力が無ければ、ただの「口だけ番長」にすぎない。会社におけるリーダーも、経営者のみならず部門長、部課長、委員長、現場代理人など様々ある。それぞれの組織を動かす実行力を発揮できているのか、我が身に置き換えて、今一度見つめ直してみよう。

代表取締役社長 森 雄一

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