2021年9月号(第149号)
- 2021年09月10日
- 日記
菅首相が自民党総裁選に出馬せず新型コロナ対策に全力を注ぐとして、退陣を表明した。あまりの急展開に驚いたが、まさに政治の世界は一寸先は闇、トップとしての決断は重く孤独なものであっただろう。携帯料金見直しや不可能と言われた1日100万回のワクチン接種、デジタル庁の新設など、わずか1年の間で功績も大きかったが、発信の仕方や魅せ方のまずさ、自身の発する言葉に魂がこもらないという点は致命傷で、国民の心が離れていった最大の要因ではないだろうか。
私自身も会社のトップとして経営計画発表や社員会議、ヒアリングや社内報でのメッセージなど、皆さんに語りかける場面は少なくないが、私の声は皆さんにどのように届いているでしょうか。逆に「伝わったよ。共感できます。言いたいことが分からなかった。全く響かなかった。」という、皆さんの声もどんどん聞かせてもらいたい。国民の声が社会を良くするのと同様に、皆さんの声が会社を強くするのです。コロナが早く収束し、また皆さんとゆっくり語り合える日を楽しみにしています。
代表取締役社長 森 雄一