• 代表取締役社長 森 雄一

2017年10月号(第102号)


 安倍首相がついに伝家の宝刀を抜き衆議院が解散し、事実上の選挙戦に突入した。この社内報が発刊される10日公示、22日投開票の日程である。解散の大義は消費増税分の使途変更、北朝鮮対応をはじめとする安全保障に対して国民の信を問うとのことだが、いかにもこじつけの感が否めず、盛り上がりに欠ける選挙になると思われた。おそらく安倍首相のねらいもそこにあったのではないかと思う。

 ところがどうだろう、小池都知事が希望の党を結成し代表に就任、代表選を終えたばかりの野党第一党である民進党が事実上の解党で希望の党に合流、リベラル派は立憲民主党を設立するなど、解散からわずか一週間あまりで情勢は大きく変わり、俄然関心が高まっている。個人的には安倍首相に安定した政権運営をしていただきたいと願うが、小池劇場がどこまで議席を確保するのか、安倍首相が退陣に追い込まれるのか、国民の良識ある判断を期待したい。

 実りの秋を迎え、新米の美味しい季節になった。楽しみにしていた富山米の新品種「富富富」は、一般に広く販売されるのは残念ながら来年からになるという。ならば私たちは一足先に稔りの秋を迎え、「フフフ」と笑って一年を締めくくろうではないか。

 

代表取締役社長 森 雄一

2017年9月号(第101号)


 飯山先生にご指導をいただいてのリーダーミーティング、今月の内容は目標について取り上げられた。目標を達成している人が管理できている事として、目標・イメージ・感情の3つが挙げられた。まず目標が明確になっている事、その上で自分でイメージできない事は実現しない、感情を伴うイメージは絶対忘れないのだそうだ。飯山先生とのディスカッションの中で、私の目標に対する想いを社員の皆さんに伝えたらどうですかとアドバイスをいただいた。経営計画発表で方針の説明はしたが、想いまでは伝えていなかったなと気付かされたので以下に述べる。

 私の目標は、何と言っても経営計画にある業績目標を達成する事にある。賞与が業績により大きく変動する我が社においては、それがすなわち皆さんの収入に直結するからだ。私の目標達成のイメージは、賞与支給日を笑顔で迎え、「今年は80周年もある中で、皆よく頑張ってくれた。ありがとう!」とひとり一人ガッチリ握手を交わし、仕事納めに皆さんと祝杯を上げる事である。社員の皆さんやご家族の笑顔のため、目標達成は私がクリアしなければならない絶対命題なのだ。

 社員の皆さんも個人目標を立てているが、それらは全て会社の業績に繋がっています。残り4ヶ月、目標に是非イメージ・感情を併せ持ってほしい。そのイメージ・感情が現実のものとなった時、きっと業績目標はクリアされるだろう。

 

代表取締役社長 森 雄一

2017年8月号(第100号)


 平成21年5月から発行している社内報が、今月で第100号となる。第1号から8年4ヶ月、ざっと読み返してみると、それこそまさに我が社の歴史が凝縮されている。毎月の社長メッセージの執筆には頭を悩ませるが、メッセージを通じて私の想いが少しでも皆さんに伝わればと思っている。発行に尽力してくれている総務部の皆さん、本当にありがとう。

 今月からヤマキ工業でも経営計画の作成・発表を行なった。今期から決算期を変更し、8月1日からのスタートである。スローガンはごくシンプルに「良い会社を創ろう」とした。昨年5月以来、早急に改善すべき点は改善をしてきたが、これからは明確な目標のもと個人の成長・会社の成長へと繋げていきたい。ふと我が社の11年前、初めて経営計画を立てた頃を思い出す。あの頃は今よりも課題が山積していたが、あきらめず、ただ前を向いてやってきた。苦労を乗り越えたからこそ今があると胸を張って言えるし、ヤマキ工業も必ず良い会社になると信じている。

 「No pain,no gain(労なくして得るものなし)」最近、ふと気付くと我が家の壁に貼られていた格言。毎日、この言葉に勇気をもらい、やらねばならぬと自分に言い聞かせている。

 

代表取締役社長 森 雄一

2017年7月号(vol.99)


 6月17日、創業80周年記念式典・祝賀会を無事終えることができました。社員全員で作り上げた事業は、私の想像をはるかに超える素晴らしいものでした。それぞれの責任感、緊張感、感謝の心などが随所に感じられ、出席者の心に刻まれるものになったと思います。普段の仕事とは違い、初めての経験で戸惑いもあったと思いますが、立派にやり遂げた皆さんを誇りに感じます。記念誌作成という大きなミッションが残っていますが、これらの事業を通して個人や会社の成長に繋げると共に、今後もたくましく挑戦し続ける会社をつくっていきましょう。

 早くも一年の半分、折り返し地点を過ぎました。先日はヒアリングを行いましたが、まだまだ余力は残っていますよね。気持ちを切り替えて、名実ともに充実した80周年期を終えられるよう、全て出し切る勢いでラストスパートです。

 

代表取締役社長 森 雄一

2017年6月号(vol.98)


 創業80周年記念式典・祝賀会までいよいよあと8日となった。社員の皆さんには実行委員会や各部会において準備に余念のない事と思います。先日は式典当日なのに式辞を書くのを忘れていた、ネクタイをするのを忘れていた等の夢を見、朝起きて冷や汗をかいた事もありました。現実にならぬよう、しっかり準備をして臨みます。

 皆さんは昨年のスローガンを覚えているだろうか。「結果にこだわれ、プロセスにはもっとこだわれ!」である。通常業務もある中でなかなか時間が取れず、「この程度でいいか」と妥協してしまいそうになる事もあるだろう。しかしその甘えに打ち勝ち、とことんこだわる事で最高のものが出来るのだ。人間は自分一人のためには頑張れないが、誰かのためには信じられないくらいの力を発揮する事ができる。参加される方々の笑顔を思い浮かべ、どうせなら感動させられるような式典・祝賀会にしようではありませんか。皆さんと共に最高の笑顔で乾杯できる事を楽しみにしています。

 

代表取締役社長 森 雄一

2017年5月号(vol.97)


 新緑が眩しい季節を迎えた。皆さん大型連休は有意義に過ごせたでしょうか。以前は長期休暇やイベント時期になると心が踊り、いわゆる非日常に喜びを感じたものだが、近年ではごく当たり前の心穏やかな毎日を過ごせる事に有り難さを感じるようになった。いやむしろ、何の心配や不安を感じずに過ごせる日など無いと言っていいだろう。飯山先生流に言えば、「だからこそ」危機感を持って物事に取り組むことができるのだ。

 日本には一年を通して様々な祭りがある。この連休中にも近隣では福野夜高祭、高岡御車山祭、城端曳山祭などが行われ、ユネスコ無形文化遺産に登録された事もあり大いに賑わったことだろう。これらの伝統文化も近年の少子高齢化や生活スタイルの変化に伴う地域との繋がりの影響により、多くの地域で存続が課題となっているという。その解決方法として固定日程での開催を週末に変更したり、男女・年齢制限を無くしたりと、時代に合わせた対策が取られている。

 伝統文化に限らず、全ての事柄において守り続ける事は容易では無い。あれこれと理由をつけて止めてしまうのは簡単な事だが、先人から受け継いだ物を歯をくい縛り守り続けていく事に意義がある。次の世代に引き継ぐのは、今を生きる私たちの責任なのだ。

 

代表取締役社長 森 雄一

2017年4月号(vol.96)


 4月は年度替りの時期、学校では入学式や始業式、企業や役所では入社式や人事異動など、何かと気ぜわしいものだ。「年度」を辞書で調べると、「特定の目的のために規定された1年間の区切り方」とある。年度には会計年度と学校年度が主に用いられ、日本ではどちらも4月開始であるが、アメリカの会計年度は10月開始、欧州や中国では1月開始、学校年度はアメリカ・カナダ・欧州・中国が9月開始など、国によって違いがある事が分かる。日本の年度初めが何故4月になったのかは定かではないが、四季のある日本にとっては非常にマッチしているように思う。
 テレビの番組改編もこの時期で、連続テレビ小説(通称朝ドラ)も新番組が始まった。基本的に朝ドラなんて年寄りの観るものだと思っていたが、最近はそんな歳になったのか時々観るようになった。前作「べっぴんさん」の最終回で、主人公の台詞が印象に残った。幸運を運ぶ四つ葉のクローバーについて、勇気・愛情・信頼・希望、この四つが揃うと幸せになれるのだそうだ。なるほど、これらの言葉からはプラスのイメージが浮かび上がる。幸運の鍵となる「勇気・愛情・信頼・希望」に満ち溢れた会社づくりをしていこう。

 

代表取締役社長 森 雄一

2017年3月号(vol.95)


 創業80周年記念事業に向けての実行委員会が立ち上がり、いよいよ本格的に準備が始まった。この事業の目的は、創業から今日に至るまでのあらゆる物事に感謝すると共に、これから先もたくましく挑戦し続ける決意を全社員が認識することだ。社員の皆さんには通常業務もある中、実行委員会や全体会議に加え個別の役割分担など何かと大変だと思うが、どうか事業の成功に向けて尽力をお願いしたい。

 先日行われた全体会議に多少の心配もあり顔を出してみた。各人が事前準備をして持ち寄る様々な資料、各部会に別れて部会長が中心となって活発な議論が交わされている光景、そして実行委員長である専務が全体を取り仕切る姿を目の当たりにして、私の心配が杞憂であった事を痛感した。ああ何と立派な社員たちだろうか、胸に熱いものを感じつつ、早々に会社を後にした。皆で創り上げる周年事業が、今から楽しみでならない。

 

代表取締役社長 森 雄一

2017年2月号(vol.94)


大相撲初場所において大関 稀勢の里が念願の初優勝を果たし、第72代横綱に昇進した。何度も何度も綱取りの壁に跳ね返されながらも精進を重ね、ようやく掴み取った19年ぶりの日本出身横綱の誕生に日本中が湧いた。初優勝までの道のりは長かったものの、一つの壁を乗り越えたことで今後の活躍を大いに期待したい。横綱の昇進基準には成績もさることながら、品格が抜群であることが求められる。4横綱の中でも「これぞ横綱である」という姿を是非国民に示してもらいたい。

米国ではドナルド・トランプ氏が大統領に就任した。選挙期間中からも過激な発言が次々と繰り返され物議を醸したが、大統領に就任すれば治るのではないかというわずかな期待も虚しく、その暴言は止まる所を知らない。4年の任期期間中、ずっと世界が振り回されるのかと思うと恐ろしくなる。彼に品格を求めるのは無駄な事なのだろうか、どうか得票だけでなく大統領の就任基準も設けてほしいものだ。

 

代表取締役社長 森 雄一

2017年1月号(vol.93)


新年を社員の皆さんと共に迎えられた事を嬉しく思います。先日は経営計画の発表を行ったが、やはり仕事始めの日に行うのは良いものだ。「よし、やるぞ!」という気持ちにさせてくれる。各部門長・委員長からの力強い決意表明がなされたと思うし、新委員長のもと委員会メンバーも一新され、社内に新しい風を巻き起こしてくれる事を期待する。

ひとり一人が輝く新幹線型組織の確立に向けて、最大の鍵を握るメンタルコーチング。飯山先生の講演には皆が身を乗り出して聴き入った。ワクワクした、希望に満ちたスタートが切れたと感じている。まずは出力(言葉・表情・動作)を徹底的に変え、ナンバーワン企業になろうではないか。創業80周年を迎える年が、我が社の大きな転換点になる事を願っている。

 

代表取締役社長 森 雄一

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