代表取締役社長 森 雄一
10年ぶりの日本人力士優勝に沸いた大相撲初場所、私自身初めてとなる観戦が幸運にも14日目に叶った。前日に琴奨菊に土がつき、1敗で並んだ白鵬が断然優位かと思われたが、結びの一番で稀勢の里が白鵬にまさかの勝利。館内は割れんばかりの大歓声に包まれ座布団が乱れ飛ぶ。事前に観戦マナーのレクチャーを受け、座布団を投げてはいけない事を知りながらも、「稀勢の里あっぱれ!」の気持ちを込めて思い切り放り投げた事は許していただくとしよう。
がぶり寄りの速攻が持ち味の琴奨菊だが、過去50戦で4度しか勝っていない白鵬戦を前にこれまでの考え方を変えたという。組めば不利になるが速攻にこだわらず、開き直り四つを覚悟して自分の形になることに集中。これまでとは違う精神的なプロセスで土俵に上がり、これが得意の左四つでの圧勝に繋がったのだ。
今までのプロセスを見直すことで掴んだ大きな白星、そして初優勝という大業。我社の「結果にこだわれ、プロセスにはもっとこだわれ!」のスローガンに相通じるものだ。歴史的な場所に立ち会えた事に日本人としての喜びを感じ、悲願の日本人横綱の誕生を夢見て、来場所も「琴バウアー」から目が離せない。
代表取締役社長 森 雄一
穏やかな新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。
一年の計は元旦にあり。幼い頃は元旦に「今年はこんな年にしたい」という抱負を食卓で述べたものだが、成長するにつれ家族の前で言う事が気恥ずかしくなり、いつしかそんな風習が失われていった。それが今では個人の事ではなく会社という組織の経営計画を立てる事になるとは、当時夢にも思わなかった。
今年は仕事初めの日に経営計画の発表をする事ができた。今まで私が部門長を兼務していたが、新たに部門長を立てる事で例年より1ヶ月あまりスケジュールを前倒しして部門長と計画を練り込んできた。物心がついた頃から疎かになっていた、計画は早めにしっかりと立てるべしという先人の教えを守り、「結果にこだわれ、プロセスにはもっとこだわれ!」のスローガンのもと良いスタートが切れた事を嬉しく思う。
今年の干支の丙申(ひのえさる)には、「形がはっきりする、固まっていく」という意味があるという。つまり、「今までの努力が形となって現れ成熟する」という事だ。「完熟」ならぬ「成熟」というあたりに未知なる可能性を大いに感じるのは私だけだろうか。
代表取締役社長 森 雄一
今年も残すところ3週間、年々歳月の流れを早く感じるのは何故だろうか。年齢によるものか、はたまた充実しているからなのか、願わくは後者でありたいものだ。今年は『「ひと」が輝く新幹線型組織への進化』をスローガンに掲げ、全社員が動力となるよう意識付けを行ってきたが、皆さんの中でどんな変化があっただろうか。自己向上計画書で理想の自分像を明確にし、そこに近づくよう努力した事。合同企業説明会や会社説明会で学生に自社の魅力を伝えたり、ASJイベント等でお客様にシステムや魅力を説明したりするなど、自分がその立場になって改めて伝える難しさを実感した事。自己啓発セミナーで自分の足りない部分に気づき実践した事。いずれもがきっと自己の成長に結びついていることだろう。
「チャンス(機会)は平等、成果は不平等」という言葉がある。同じ時間や機会を過ごしても、自分の意識次第で成果は全く異なるという意味だ。自分の動力をさらに大きくできるよう、日々研鑽を重ねていこう。
代表取締役社長 森 雄一
今月から新たに技術者が一人仲間に加わった。この道30年の大ベテランであり、この上ない人材補強ができた事をとても嬉しく思う。彼は以前から当社を傍目から見ていたとの事で、注目される会社である事、興味を持っていただける会社である事がありがたい。来春入社する2名の若者もそうだが、昨今の人材確保が厳しい状況の中においても魅力ある会社には人が集まるという事、そしてその魅力は社員全員で醸し出すものであると改めて感じるところだ。
横浜市のマンション傾斜問題が世間を騒がせている。下請けで杭打ちを施工した旭化成建材がとかく槍玉に挙げられているが、一番の責任を負わなければならないのは元請である三井住友建設であると私は思う。元請には下請けを管理・指導する大きな責任があり、元請として工事を請負う事が多い当社も決して対岸の火事ではない事を肝に命じてほしい。工程や施工方法、安全対策や人員配置など、下請け任せになってはいないだろうか。下請けのやり方に合わせるのではなく、あくまでも元請が主導権を持って現場を取り仕切ってほしい。
代表取締役社長 森 雄一
10/1〜7に行われた全国労働衛生週間は、働く人の健康の確保・増進を図り、快適に働くことができる職場づくりに取り組む週間で、昭和25年に第1回が実施されて以来、今年で第66回を迎える。3Kのイメージが未だに残る建設業だが、昔から見ると格段に職場環境が良くなっているのもこうした取組みのおかげだろうし、今シーズンからの作業服の一新もこれらの一環である。さらに今年からは「ストレスチェック制度」が導入され、個人のメンタルヘルスケアを行うことで心身ともに健康で仕事に取り組むことの重要性が増している。
そういえば近年、鬱や心の病などいわゆる精神疾患が番組特集で取り上げられたり、それを原因とした事件事故を耳にしたり、実際に自分の周りでも増えているように感じる。子ども達を導く教師でさえ多くの精神疾患を抱え、鬱による休職者は10年前と比べても2倍以上に増えている。昔は鬱なんて言葉すら聞いたこともなかったが、今では日常にあたり前のように溢れかえっているのが現状だ。医者に「ダメだ」と言われれば絶望に陥り、逆に「大丈夫だ」と言われれば急に元気になるようなもので、病は気から、要は気の持ちようによる所が大きいのではないだろうか。私がいつも思うのは、「どんなに苦しくても命までは取られない」ということ。逆境を笑い飛ばせるぐらいたくましくありたいものだ。
代表取締役社長 森 雄一
9月12日で禁煙(絶煙?)して丸2年になる。きっかけは軽い喘息になったことからであるが、我ながらよくスパッと止められたものだと感心する。今でも吸いたいと思う事はあるし、1本ぐらい・・・と思わなくもない。私もそうだが、人間とは心の弱い生き物だ。しかし、何が私を駆り立てるのだろうか。答えは「今までの積み重ねを無駄にしたくない」という意地であり自分との戦いだ。私は中途半端な事が嫌いで、途中で諦めるならやらないのと同じ、自分に勝てない者に成功は無いと思っている。やるなら徹底してやる、千里の道も一歩から、継続・積み重ねに勝るものは無いのだ。
そんな私の自律心もまだまだ修行が足らず、禁煙して約7kg太った(笑)これではいかんと思い、昨年9月からジムに通い10kgの減量に成功、学生時代以来20年ぶりに体重が70kgを切った。70kgという目標を達成した今、実はモチベーションを保つのが難しくなりつつある。そこで次なる目標は腹筋を割ることに決めた。今まで見たことのない自分に出会えるかどうか、自分との戦いはまだまだ続く・・・。目指せ6パック!
代表取締役社長 森 雄一
先日は建設業協会の研修旅行で青森のねぶた祭りと秋田の竿燈まつりを見ることができた。東北3大祭りに入るだけあり、どちらも大勢の観光客で賑わっていた。特に感心したのが老若男女の全てが太鼓や笛、ハネトや差し手として祭りに参加していることで、全員で造り上げるという意識や地域・ひとの絆が至る所に感じられ、美しさや華やかさだけではない人々を魅了する「こころ」に人気の秘密があるのだろう。
私自身、青森・秋田へは初めて訪れたのだが、今回の楽しみのもう一つは青森にあった。我が社では過去に長く青森からの季節労働者を雇用していた。私は幼少期から青森の人夫さん方に可愛がられ、よくお世話になったもので、津軽弁は私の生活に近く慣れ親しんだ言葉だった。そんな親しみある方々の雇用を打ち切る決断をした10年前は断腸の思いだったことを昨日の事のように思い出す。彼らの故郷はどんな所なのか、40歳を過ぎようやくそこに足を踏み入れることに言葉にならぬ感慨を覚え、まちや地元の人たちのほんわりと温かい心を感じた時、懐かしい記憶がよみがえり胸をついた。
私たちはそうした先人のおかげによって今がある。これから未来を築いてゆく責任は、今を生きる私たちが担っていかねばならない。次の世代のために。
代表取締役社長 森 雄一
連覇が期待されたサッカー女子W杯はアメリカに2−5で敗れ準優勝となったものの、なでしこ達の決して諦めない姿勢に勇気と感動をもらうと共に、改めて日本人の素晴らしさに気付く機会となった。
先日は社員の皆さんとのヒアリングを実施した。今年から全社員が自己向上に対する具体的目標を掲げているが、上半期を終えての振り返りではまだまだ物足りないという自己評価が多かったように感じる。もちろん出来ている部分も多くあり、決して自己評価を鵜呑みにしようとは思わないが、私は人間が成長する上においては自分が出来ていない部分に気付くこと、そして現状に満足せず更に上を目指す姿勢が重要だと思っている。反省からいかに改善し成長に繋げるか、これを繰り返し出来た者だけが次の高みへ昇ることができるのだ。
なでしこ達も悔しさをバネに更なる研鑽を重ね、来年の五輪での雪辱を期していることだろう。私たちも反省だけにとどまらず、行動に移していこう。
代表取締役社長 森 雄一
今年の社員旅行は「北陸新幹線で行く!横浜&東京スカイツリー」、多少のエピソードがありつつも無事に終えることができ安堵している。まずは何と言っても今年開業した北陸新幹線、多数の方が初乗車ということでしたが如何だったでしょうか。あまりの快適さについついお酒が進んでしまったのかもしれません。ASJ横浜CELLではあらためてASJ事業の魅力と可能性を感じることができ、今後の営業活動の活力になりました。夕食は中華街で皆さんと語り合い、和の力を高める楽しいひと時となりました。2日目のスカイツリーは天候が心配されましたが視界良好で、大都会の醍醐味を堪能させていただきました。やはり社員旅行は良いものですね、身の細る思いでお世話をしていただいた川田君、ありがとうございました。
今月11日からは中村・片岸・梶井の3名が施工管理の基礎を学ぶため約2ヶ月間、富士教育センターで研修を受けてもらいます。何事も土台が大事ということで、助け合い励まし合いながらしっかりと基礎を身に付けてくれることを願っています。2ヶ月後の彼らの成長した姿が楽しみですね。
今年のスローガンである『「ひと」が輝く新幹線型組織への進化』、北陸新幹線のように速さと力強さに加え美しさを備えた会社に一歩でも近づくことができますように。
代表取締役社長 森 雄一
今春から子供が高校生となり毎日弁当を持っていく関係で、私も昼食は妻が作る弁当になった。出来立ての食事も美味しいが、弁当のご飯の程よい冷め具合やおかずのしっとり感がとても好きで、毎日の楽しみが一つ増えたのである。そういえば初めて保温ジャーの弁当を食べた時は弁当なのに温かいことに衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えている。
先日、子供が私に弁当を作ってほしいと言うので試行錯誤しながら作ってみたが、これがまた何とも楽しいのである。どんなメニューにしようかとあれこれ考えたり、赤黄緑などの彩りを考えたり、小さな弁当箱にどこに何を何品入れるか等々、未熟な腕前と数少ないレパートリーを総動員して完成した渾身の作品は、我ながら上出来であった。作ったあとはやはり感想が気になるもので、「美味しかった、ありがとう!」の一言が天にも昇る気持ちにさせてくれるのだ。
今回改めて感じたのは言葉の大切さ。何気ないあたりまえのことにも感謝することでお互いが気持ちよく幸せになれるのだから、照れずに身の回りに「ありがとう」を溢れさせていきたい。
代表取締役社長 森 雄一