• 代表取締役社長 森 雄一

2009年8月号(vol.4)


福野高校が高岡商業を破り、見事甲子園初出場を決めました。社員の皆さんの中にも卒業生は多いと思いますが、母校の活躍を誇りに思います。特に決勝戦の九回の攻撃は、神が舞い降りたとも思える奇跡の逆転劇で、球場だけでなく地元南砺市が心一つになったのではないでしょうか。創立115年目にして初めての甲子園への切符を掴むまでには、幾多の試練があったと思われます。

今年から福野高校野球部では、部員の心を一つにするため、「感謝」、「信」、「Enjoy Baseball」という部訓を定めたそうです。どんなに辛い時でも周りへの感謝の気持ちを忘れず、自分の力と仲間を信じ、野球を楽しむことを合言葉に、全員野球を実践したことが実を結んだのです。この気持ちを忘れず甲子園でも活躍してもらいたいものです。

当社においては4年前に「地域貢献」、「企業の永続的発展」、「社員の幸福」を柱とした経営ビジョンを掲げ、毎年の経営計画に基づき経営を進めています。そうやって続けてきたことが昨年ようやく少し実を結び、今年も皆さんのおかげで現在までは順調に推移しています。気を抜くことなく、残り五カ月、全員の力を一つにして目標を達成しましょう!

 

代表取締役社長 森 雄一

2009年7月号(vol.3)


全国安全週間を機に、あらためて安全について考えてみることとします。労災の発生率が一番高いのが建設業であることからも分かるように、私達の仕事はいつも危険と背中合わせです。事故は周りの全てを不幸にします。被災した本人は身体的痛み、加害者には精神的苦痛、そして会社にとっては経営危機に陥ることを社員全員が肝に銘じておく必要があるのです。

「労災一つで経営危機とは大げさな」と思うかもしれないが、これは決して脅しているのではありません。理由の一つ目は、労災の程度によっては指名停止という行政処分が科され、一定期間の入札に参加できず、工事を受注することができなくなるということが挙げられます。第二に、入札制度改革により、現在は総合評価方式の入札が行われています。金額だけで落札者を決めるのではなく、技術力などを加味して総合的に落札者を決定するという入札方式で、これには工事成績も大きく影響します。当社においては工事成績が優れているか否かを判断する基準である、過去3年間の平均点は今のところ75点を上回っています。皆さんの技術力に感謝するところですが、安心ばかりしてはいられません。どんなに現場の出来栄えが素晴らしくても、労災を起こせば工事成績は60点台に急落し、結果として平均点も75点を下回ることになります。そうなれば他社よりさらに低価格での競争となり、利益に大きく影響するどころか、仕事を受注できないという状況に陥ります。

無事故はお互いに注意をし合いながら達成するものであり、そこには上司も部下も立場も関係ありません。「現場における事故と会社の経営は直結する」=「皆さんの生活に直結する」ということを肝に銘じ、安全に対して本気で取組んでいきましょう。

 

代表取締役社長 森 雄一

2009年6月号(vol.2)


「山田川の恵み」

先日、山田川の現場でナマズが捕れ、さっそく会長がかば焼きにしてくれました。「ナマズなんて気持ち悪がって誰も食べないのかなぁ」と変に気を遣い、一人で全部食べてしまったのですが、後で聞くとみんな楽しみにしていたとのこと・・・知らなかったとはいえ、大変失礼しました。私は幼少から山田川で捕れたナマズや桜うぐいなどを食べて育ったので全く抵抗はなかったのですが、やはり皆さんも森組の血が流れているのですね。

当社の歴史はこの山田川と共にあると言っても過言ではありません。昭和20年代には田尻の桜橋から城端の城南橋までの災害復旧堤防工事が行われ、この工事のおかげで当社が生き延びることができたと言われています。先人たちもここで技術を培い、また「母なる川」の恵みをいただいて結束を固め、明日への活力にしたことでしょう。

建設業には、こうした自然の恵みをいただくという楽しみもあります。仕事に集中することも大切ですが、多少の遊び心があってもいいじゃないですか。次回は是非みんなで楽しみましょう!現場からの嬉しい知らせを待っています。

 

代表取締役社長 森 雄一

2009年5月号(vol.1)


ゴールデンウィークが明け、皆さん有意義な休暇だったでしょうか。今日からはまた気持ちを切り替え、「日々成長」を続けていきましょう。

さて、今月から新たな取り組みとして社内報「みち」を発刊することになりました。社員間の情報共有や一体感を高めるためのツールとして、楽しい紙面を期待するところです。ご家族の皆様にも是非ご覧になっていただき、会社の雰囲気を少しでも感じていただければ幸いです。

この社内報を「みち」と名付けました。今月は記念すべき第一号ということで、「みち」に込めた思いを述べることとします。

当社は昭和12年に私の祖父である森金吾が創業して以来、今年で73年の歴史を重ねてきました。今私たちがこうして仕事ができるのも、これまで森組を支えて下さった地域の方々のご支援や、従業員の情熱によるものであり、先人たちが創り上げてきた歴史、いわゆる「道」に感謝と敬意の気持ちを忘れずに持ち続けたいという思いと、これからの「道」を私たち自身で切り拓いていくという覚悟を込めています。

もう一つは「未知」です。今年の基本方針に掲げたとおり、私たちは昨日より今日、今日より明日というように日々成長していかねばなりません。成長するためには絶えず新しいことに挑戦し続け、勇気を持って未知なる領域に挑んでいこうとする姿勢が大切です。時代は大きく変化しています。私たちも自分の未知の可能性を信じ、何事にも積極的に取り組んでいこうではありませんか。

社内報「みち」、これからもよろしくお願いします。

 

代表取締役社長 森 雄一

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